富士山登山
今回は、N氏(旦那)が何年か前にに富士山に登った時の話です。富士山の景色、富士山に登る時期、富士山のルート、どのルートを選びどう登ったか、どんな服装や準備物で登ったか❔、感想を書きたいと思います。
ちなみに富士山登山については公式サイトがありますので、リンクを貼ります。既に登ろうと思っている方は、もう見ていると思いますが。
富士山の景色
富士山と言えば日本で一番高い山であり、それだけで登って見ようと思う人も多いと思いますが、まずはその景色をご覧ください。N氏曰く、これは将来子どもにも見せたいとのこと。
富士山に登れる時期
富士山に登れる時期は、7月上旬から9月上旬までです。吉田ルートが7/1から9/10、その他ルートが7/10から9/10です。これはなぜだかというと登れば分かるそうですが、寒いからです。夏でも日の出前の山頂は0度以下になることもあるようです。N氏が登った時は2度ぐらいだったそうです。
富士山のルート
それぞれのルートについてです。
吉田ルートの特徴(一番多くの人が利用するルート)
・登山道と下山道が別になっている。
・登りの登山道に山小屋が多く、逆に下山道には山小屋がほとんどありません。
須走ルートの特徴 (本八合目から山頂までの区間は吉田ルートと合流)
・標高の高い位置まで樹林帯が広がっており、登山中の日差しから守られるデメリットの反面、逆に樹林帯では見通しが効かないため、夜間や濃霧時は道に迷わないように注意が必要です。
・樹林帯を抜けると、どこからでもご来光や影富士が見られる。
・火山砂利の下山道を一直線に下る「砂走り」がある。
・登山道と下山道が別。
御殿場ルートの特徴(山頂までの標高差が大きいため健脚向きなコース)
・火山砂利を下る大砂走りの下山がダイナミック。
・他ルートに比べて山小屋が少ない。(トイレや休憩場所が少なく、緊急時に対応できる施設がない)
・健脚向きであるということもあり、他のコースに比べて、最も登山者が少ないため、静かな登山が楽しめる。
・登山道の標高の高い位置から、ご来光が見られる。
・目標物が少ないため、夜間や濃霧時には道に迷いやすい。
富士宮ルートの特徴(他のコースより標高の高い位置から出発するため、山頂までの距離が短い。)
・全体的に傾斜が急で、やや岩場が多い。
・登山道と下山道が同じで、ルートを間違えにくいメリットはあるが、混雑時には譲り合う必要がある。
どのルートを選び、どう登ったか❔
N氏が選んだルートは、富士宮ルートでした。理由は、他のコースより標高の高い位置から出発するため、山頂までの距離が短いという単純な理由です。さて、どのように登ったかについてですが、まず富士宮口の乗り換え駐車場である水ヶ塚駐車場(1台1,000円)に夜中の3時に到着。少し仮眠をとり8時30分のシャトルバスに乗り換えて5合目の駐車場に向かい、そして、(往復大人2,200円)9時に5合目に到着し2時間ほど体を慣らします。そこで食べたカレーうどんは格別に不味かったとのことです。そこから6時間かけて8合目の山小屋池田館に到着。だいたい15時ごろだったようです。少し昼寝して池田館で食べたカレーはなかなか美味だったとのこと。夕食後一人50㎝ほどのスペースでぎゅぎゅうずめにされながら17時から7時間睡眠。この状況、私だったらは寝れないと思います。その後、深夜2時に出発しましたが、かなりの混雑でなかなか進まず、ご来光に間に合うか不安がよぎったそうです。2時間で到着し、なんとかご来光を見ることができ、下山はだいたい4時間かかったとのこと。駐車場に向かうバスが30分に1本の朝と違って1時間に1本なので、あまり休憩せずに出発し、自家用車でホテルに行き泥のように眠りについたとのことでした。
服装や用意するものについて
雨具、防寒具、ヘッドライト必須です。また、N氏が登ったのは人が多いルートでしたので特に問題はありませんでしたが、地図はあった方がいいと思います。服装については、N氏は本格的な山登りの装備を持っておらず、一から揃えるのは費用がかかるということもあり、中に着るものはGU、ユニクロを利用しました。速乾性のあるTシャツ990円、レギンス2枚(590円×2)、スポーツインナー2枚(590円×2)、ドライボクサーパンツ2枚(490円×2)、靴下はアウトドアショップで1,000円×2枚を購入しました。ハイカットの靴、ダウン、防寒着はモンベルで購入しました。
登ってみてあったらよかったと話していたのは、防水手袋でした。N氏は軍手で登ったのですが、霧でびしょびしょになり逆に寒くなったとのことでした。登山中、中国人らしき方々がいたようですが、靴はスニーカで、防寒・防水対策なのかビニール袋を体と靴に纏わせており震えながら登っていたとのことで、防寒対策の大事さを目の当たりにしたのが強く記憶に残ったそうです。
どんな装備が必要なのかは、富士山の公式サイトがかなり参考になります。また、一緒に登った人が高山病になりかけたそうですが、ロキソニンで治ったと話してましたので、鎮痛剤あればいいかもしれません。N氏は、5合目で体を慣らした効果があったのか高山病にはなりませんでしたが、登山道途中で倒れている人も何人も見たそうなので、水分補給等対策は大事です。
ちなみに一番必要なかったものはトイレットペーパーだったとのこと。富士山のトイレにトイレットペーパーあったそうです。
以上N氏が富士山に登った際の備忘録でした。いつか子供と一緒に登りたいと思ったそうですが、今回登った富士宮ルートは途中の景色はあまり綺麗ではなかったそうです。また、人が多すぎて登りにくい場所もあり、ご来光が見えなければ残念な結果になったかもとの感想も。しかしながら、日本一高い山に登ったというのは少しは自慢できることだと思います。
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