父になってからの闘い
前回は父になった日のことを話しましたが、今回は父になってからの闘い(乳幼児編)を話したいと思います。
夜泣きはどうしていた❔ストレスは❔伝えたいことは❔今回はこの3本でお話ししたいと思います。
夜泣き(背中スイッチ)
うちは二人とも神経質であったのか、夜泣きが凄くて、背中スイッチの感度も抜群でした。2時間寝てくれたら御の字という有様で、起きるたびに抱っこして、背中スイッチが発動しないようにそーっと置く作業を繰り返していました。しかも、その背中スイッチは1/2くらいの確率で発動するという有様でした。そのため、私も奥さんも基本的に寝不足状態で、子どもが夜泣きするたびに、どっちが抱っこするかの冷戦を行い、相手のイライラに耐えられなかった方が抱っこするという状態でした。
そのため、私は、アメリカ方式(別の部屋で泣いたらあやして、だんだんとあやしに行く時間をのばしていく方式)を奥さんに提案しました。しかしながら、奥さんからは「かわいそうだからそんなことはできない。」と一蹴されてしまいました。今考えると、自分のお腹から生まれてきた子どもを放っておくことは本能的に難しかったのだと思います。アメリカ式が親にとっても子供にとってもいいとよくネットで見ますが、身近でそれを取り入れたという人は聞いたことありませんしね。では、なぜアメリカだとできるのか❔私の勝手な推測だと、アメリカではそれが一般的になっいているため、不安にならないからだと思います。
アメリカ式は現実的ではないと悟った私が次にとった方法は、アロマ、音楽、天井に光を映し出すおもちゃです。アロマは私がいい気持ちになりました。音楽はyoutubeで子どもが泣き止む繰り返しの音楽をかけましたが、泣き止む場合もありましたが、寝ることはありませんでした。繰り返し聞きすぎて私の夢に出てきそうでした。天井に光を映し出すおもちゃについては、うちの子には効果はあまりなかったように思えます。
そうこうしているうちに、奥さんが背中スイッチを押さない方法を身につけました。それは子どもを抱っこしたまま親が仰向けになり、そのままゆっくりと子どもの背中を布団に下ろすやり方です。半信半疑で私も伝授してもらったのですが、確かに効果的面でした。試行錯誤とは素晴らしいものですね。
奥さんのストレス
もちろん私のストレスも凄かったですが、奥さんのストレスは計り知れません。小さい子どもを育てるという責任感もストレスを倍増させたのだと思います。もちろん私も責任感を持っていました。しかしながら、男が思う育て方と女性が思う育て方には相違があるのでしょう。何年か前に流行った本に男性脳と女性脳は違うと書いてありましたが、子育てにもそれが当てはまるように思います。私としても一生懸命にやっているのですが、子育てのきめ細やかさが奥さんとは違います。多少泣いていても大丈夫という感覚も怒られる原因でした。
怒られた私は不服そうな顔をしていたのか、何度も奥さんから「言いたいことがあるなら言いなさい」言われました。しかし、私は言いたいことは言えませんでした。それは奥さんが怖いのではなく、言いたいことを言っても理解されず、火に油を注ぐと思ったからです。沈黙を貫く私に奥さんはさらに怒ります。何回かそういうことがありましたが、いつも「あぁ男ってバカなんだな。」と思っていました。単純に頑張ってくれている奥さんに「ごめんね。ありがとう。」と言えばいいのに、見栄をはってその言葉が言えないのです。
また、不思議に思ったのは、ストレスが溜まっている奥さんに「一日好きなことをしてきたらいいよ。」と何度も言ったのですが、「そういうことじゃない。」と言われるのです。私としては、二人で疲れるくらいなら一人はリラックスしてきて交互に頑張っていけばいいと思っての発言だったのですが、共感することが重要だったようです。
申し訳ないことに乳幼児の子育て中は、私自身もストレスもあり、共感できたか分かりません。今は子どもがある程度大きくなったので、少しゆとりができて、共感しながら子育てができているのかなと思います。
伝えたいこと
一つ目は、男性に対して伝えたいこと。それは私がなかなか言えなかった「ごめんね」と「ありがとう」が言える度量を持つこと。
そして女性に対して伝えたいこと。それは喧嘩して男性が黙った時、男性は「ごめんね」と「ありがとう」と言いたいけど、つまらない見栄でなかなか言えないことがあること。
皆んなに当てはまることではないと思いますが、以上が私の父になってからの闘い(乳幼児編)でした。
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