ハズレくじ方式の注意点をやさしく解説してみます。(N氏監修)
クレーンゲームの動画やSNSを見ていると、 「Switchが景品のクレーンゲーム」や 「くじを取って当たりを狙うタイプ」 を目にすることがあるかもしれません。
とても魅力的に見えるのですが、 実はこれらには 法律上の決まりごと があり、 正しく理解しておくことが大切です。
ここでは、できるだけやさしく、 そして丁寧にそのポイントをお伝えしていきますね。
🧩 1. クレーンゲームは“風営法”という法律の対象です
クレーンゲームは、 「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」 (いわゆる風営法)の中で管理されています。
そのため、景品には次のような決まりがあります。
✔ 景品の上限は「おおむね1,000円以下」
これは“原価”で判断されます。 Switchのような高額な商品は、この基準を大きく超えてしまいます。
✔ 景品は必ず存在している必要があります
クレーンゲームは「景品を取るための遊技」と定義されているため、 景品が存在しない“空くじ”は認められていません。
🎯 2. Switchを景品にしたクレーンゲームは、残念ながら認められていません
理由はとてもシンプルです。
❌ 景品上限(1,000円)を大きく超えてしまうため
Switchは原価が高く、クレーンゲームの景品としては使用できません。
❌ 高額景品は射幸心を強くあおってしまうため
風営法は「過度なギャンブル性を避ける」ことを目的としています。 Switchはその趣旨に反してしまうのです。
🎟 3. では“くじ方式”ならSwitchは使えるのでしょうか?
ここが少しややこしい部分ですが、 丁寧に説明していきますね。
✔ くじ販売方式ならSwitchは使用できます
たとえば、
- 1回500円のくじを販売
- 当たり → Switch
- ハズレ → 小物景品
このような形であれば、 これは「物品販売」とみなされ、風営法の対象外になります。
つまり、
くじ販売 → Switch OK
クレーンゲーム → Switch NG
という違いがあるんです。
🎯 4. クレーンゲームで“くじを取るタイプ”はどう扱われる?
YouTubeなどでよく見かける 「クレーンでくじを掴んで、開けたら当たり・ハズレ」 というタイプ。
こちらは クレーンゲーム扱い になります。
そのため、風営法のルールがそのまま適用されます。
❌ ハズレが紙だけ → 認められません
紙切れは景品とはみなされないため、 「景品のない遊技」と判断されてしまいます。
❌ 当たりがSwitch → 認められません
景品上限を超えてしまうためです。
🧾 5. 合法にするためにはどうすればよいのでしょう?
やさしく整理すると、次の2点が大切です。
✔ ハズレにも“物品の景品”をつけること
お菓子やキーホルダーなど、 紙以外の“実際の景品”が必要です。
✔ Switchを使いたい場合は「くじ販売方式」にすること
クレーン機を使わず、 店頭でくじを販売する形であれば問題ありません。
⚠ 6. YouTubeで見かける“ハズレは紙だけ”の店について
現実として、 法律に反しているケースが少なくありません。
ただ、取り締まりが追いついていないため、 そのまま運営されている場合もあります。
しかし、行政指導が入ればすぐに改善を求められる内容です。
🧩 7. やさしくまとめると…
| 方式 | 合法? | 理由 |
|---|---|---|
| クレーンでSwitch | ❌ | 景品上限を超えるため |
| クレーンでくじを取る/ハズレが紙だけ | ❌ | 景品が存在しないため |
| クレーンでくじを取る/ハズレに物品あり | ✔ | 景品が存在するため |
| くじ販売方式でSwitch | ✔ | 物品販売扱いのため |
🌿 おわりに
クレーンゲームは、 「安心して楽しめる遊び」であることがとても大切です。
そのために、 景品のルールやくじの扱いには細かな決まりがあります。
少し複雑に感じられるかもしれませんが、 ひとつずつ理解していくと、 より安全で楽しい遊び方が見えてきます。
難しいかも知れませんが、高額景品に釣られてしまう子ども達にも、少しずつ法律上の話も教えてあげたいですね。

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